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(2)船尾材
船尾材とは、箱型竜骨の後端を形成し、プロペラ軸受及び船尾管を支持する直立又はそれに近い部材をいう。
船尾材の板厚は、箱型竜骨以上の板厚とし、箱型竜骨及び平板竜骨と強固に固着しなければならない。
シューピースを取り付ける場合は、船尾材を箱型竜骨下端まで延長し、シューピースと強固に固着しなければならない。
(3)シューピース
舵を下方で支持するシューピースは、転舵時に舵針にかかる荷重を支える剛性を持つものでなければならない。
そこで、舵の、舵頭材ベアリング部で固定、舵針において自由としたときの舵針部の変位と、ベアリング部で固定、舵針において支持として計算した舵針における反力×COSα(αは舵角で、35°として計算する)によるシューピースの片持梁としての横方向変位とを比較し、シューピースの変位が舵針の変位の1/5になることをもって支持条件を満足するものとしてシューピースの剛性を求める。
舵の舵針部の変位を求めるに際して、舵の断面二次モーメントIRは、舵板部上部から1/3hの位置において算出したものを使用し、舵の直圧力Pが舵の長さに等分布するものとして計算する。
下部舵頭材部分の断面二次モーメントは、舵板部分より小さいのが普通であり、これは計算結果を安全側にする。
下部舵頭材の寸法が吊下舵としての要求を満足するときは、シューピースは単なるプロペラガードとして取扱い、断面二次モーメントの大きさを要求しない。
計算結果の実例を裏6.10.11及び12に示す。
シューピースの断面二次モーメント?Tは、次の計算式により計算する。

250-1.gif

図6.2

250-2.gif

 

 

 

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